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【ゴルフ親父の独り言】事故責任は問わないのですか?


今朝、週の始まりから頭の痛い事故渋滞に見舞われてしまいました。北海岸地域から市内へ通じるハーバーブリッジの北側で作業用トラックの自損事故が発生、炎上。早朝5時に道路標示塗装用トラックが80キロ制限区域走行中、反転し搭載ペイントに引火、南行きレーンは全面封鎖が数時間続きました。朝10時を過ぎても渋滞は緩和されず、通勤・通学でバスや車を利用する多くの人が1~2時間の渋滞遅延に巻き込まれてしまいました。昔から改善されない事故処理にかかる時間ですが、おそらく世界一遅いと感じます。

一般車両への迷惑など全くお構い無し。お役所仕事の上目線で謝罪もありません。事故原因調査もだらだら感満載で、事故の責任追及や事故抑止効果としての情報発信も行われることはありません。今朝の事故にしても、市の交通局所属の車両が、早朝5時に反転する程の危険運転をしていたということは明白で、スピードの出し過ぎ?居眠り運転?道交法違反の責任は?疑問だらけの答えも無く、おそらく身内の事故はうやむやにしてしまうのでしょうね。

市民(国民)は、「迷惑だなあ」とため息をつくだけで、お上のやる事に楯突いたり、批判したりすることもなく、渋滞で無駄にした時間も人生の一こまと考えるのでしょうか。まるで羊の集団です。科学的根拠はありませんが、3歩歩くと忘れてしまう「鶏」の様でもあります。国民的な不満や怒りを集団で表わす行動も見たことがありません。この国民性はいったいどこから来ているのかとても不思議です。基本的に優しく、個人主義を尊重し、競争は好まない、勝敗や優劣に疎く、学習・教育意識が低い国民性だからでしょうか。世界相手に戦う意識が高いのはオールブラックスぐらいでしょう。

今朝の事故に対する怒りの捌け口をブログに求めてはいけませんが、事故処理だけでなく交通事情全般についても年々悪化している様に思います。人口が増えれば交通量も増えますから、特に振興住宅開発地域として発展する北海岸からの交通網整備は喫緊の課題のはず。鉄道開発が論じられたことは無く、住宅建設を推進し通勤・通学はバスを使えという政策に終始。ハーバーブリッジは市内への主要な幹線高速道であり、朝夕にはボトルネックによる渋滞ありきのまま何十年と変わっていません。バス優先レーンの設置によりバス利用者の利便性は上がった様ですが、橋の周辺ではバスも優先走行は出来ない為、バスがベストの交通手段とはなりません。市の役人達は政治家の決め事を進めるだけなので、長期的なビジョンを論じる政治家がいなければ役人の仕事内容は変わりようもありません。

過去数年、市中心部の地下鉄工事が遅々として進まないのは、技術力の低さと責任感の欠如によるものです。市内に宿泊する旅行者の利便性は年々下落しており、観光バスは市内混雑を理由にホテルピックアップサービスを停止しています。旅行者は限られた発着箇所まで独力で移動しなければならなくなりました。旅の安心感やゆったり感など求めようもなく、まさに質の低下を顧客に強制していることに他ならないのです。

10年前100万人都市であったオークランドは近隣都市と合併、広域オークランド(スーパーシティ)になりましたが、市役所職員数が減る事はなく合併による効率化は未完のまま、新生オークランド市として現在に至っています。2018年には170万人の人口を抱え、急激な人口増加に対するインフラ整備が強く望まれていますが全く追い付いていません。整備事業のスピードが遅過ぎることで生じる費用増加の代償を市民が払わされることに誰も文句を言わないところをみると、やはり皆「羊」か「鶏」なのだと確信してしまいます。この確信が国の発展は望めない根拠になる訳で、新たな「怒り」を覚える悩ましい「羊の国」の現実なのです。

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