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【ゴルフ親父の独り言】値ごろ感


巷の経済ニュースを追いかけていると、ニュース内容の正確性に疑問を感じます。政治的に偏りがあるニュースが多くて、実生活に直接影響がある事実に辿り着けないことばかり。

海外在住の日本人なので、どうしても日本発のニュースに視点を置いてしまいがち、でもこれはやはり見当違いと反省し、現地の地場ニュースを深読みしてみると世界と全く異なる環境に居ることに気付かされます。北半球の先進国や台頭激しい中国、アジアの威勢の良い国々とは異次元の規模と現地事情がここには存在しています。歴然としたスケール差を敢えて無視すれば、一応ニュージーランドもそれなりの文明国。世界経済の「流れ」に沿うはずなのに、どうして狂乱物価が続くのだろうと疑問=憤りを感じます。

特にツーリズムにおいてはその異常さが目立ちます。20年前、日本人の海外旅行者の100人に1人はニュージーランドを選んでくれていました。潜在的な「行ってみたい国」ランクでは常に上位の位置を保っていました。その頃の日本はバブル崩壊後の回復途上で物価も給料も停滞していた時代なのに、多くの顧客が高額方面に足を運んでくれたのです。失われた20年と言われて久しい日本の経済回復が現実となってきているとは言え、一昔前とは異なり海外旅行に費やす費用は高額方面は敬遠されてしまいます。時代の移り変わりを論じても仕方ありませんが、旅行費用は「値ごろ感」という感覚が支配しており、その点でニュージーランドは提供側としてのセンスゼロのまま、将来のリスクを無視した喫緊の利益を貪り続けています。

ホテル代の高騰に憤りを覚えつつ、需給バランスに拠るものと怒りを抑え込む毎日ですが、事、食事代に関してはどうしても納得がいきません。数年前は5ドルのビールが10ドルに、最も手頃な中華が50ドルと何もかも暴利としか思えません。訪問者はそんな高額費用を「我慢して」払っている訳ですが、最早、我々の生活レベルでは到底追いつけません。

業界全体がインバウンドバブルに酔いしれる中、旅行会社だけが最低賃金水準のまま、また物価上昇率は2%未満と嘘の様な国のコメントばかり、例え人件費高騰による顧客離れが現実化してもそれはは覚悟の上か、少なくとも日本からの顧客離れは確実に進んでいます。イメージが良ければ高額費用も無関係という神話は通りませんよ。日本人は確かに裕福になったのでしょうが、納得の範囲を超える価格や選択肢無しでは忘れ去られるのは必至です。

今風、多国籍グルメ、おしゃれメニュー、インスタ映えするレストラン等々、高額請求の理由付けだけが世界標準のレストランを敢えて避け、掘り出し物を紹介するのは邪道でしょうか。元々ニュージーランド料理(無いかも知れない)の知名度は高くありませんが、どこで何を食べても美味しい国です。安心してどこでも飲める水も財産、ワインやビールも完成度が高く大いにお勧め出来ます。私達がお世話するお客様にはせめて食事や飲み物代くらいは、「コスパが良い」と云わしめる、「値ごろ感」のある商品提供も企業価値であると見なされたいものです。

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