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【ゴルフ親父の独り言】ニュージーランドへLCCは来るの?


1980年の話です。JLが独自にB747で成田-オークランド間、週2便運行を始めたのがこの年でした。平成世代の人は「嘘でしょう!」と驚くかも知れませんが、古き良き(?)時代の懐かしい思い出です。当時は、燃油サーチャージなどという忌々しい言葉も存在しておらず、最近返り咲いた「鶴丸」マークのジャンボでハネムーン客や日系ビジネスマンが利用していたものです。往復夜便運行で成田(月曜、金曜発)、オークランド(火、土曜発)ハネムーナーに人気があり4泊7日や7泊10日の日程が組めました。その頃は南島まで足を伸ばす人は全体の3分の1程度で、ハネムーナーは北島をバスで巡るゆったり日程のツアーに参加する人も多くいました。南島まで足を伸ばす人の中にはクライストチャーチやクイーンズタウンの協会で結婚式を挙げるカップルも多く、ピーク時には年間300組の日本人が式を挙げたそうです。

もともと、ニュージーランド人気に火がついたのはジャルパックのテレビコマーシャルがきっかけで、ミルフォードサウンドの雄大な風景が10代、20代の女性の心を捉えたのですね。未知の南半球への淡い憧れや、将来ハネムーンで訪ねてみたい国としてのイメージが醸成されていたのでしょう。海外旅行は当時でも一般的でしたが、「日本人があまり行っていない」、「英語圏」、「美しい自然」、「ラグビー王国、オールブラックスの国」として「訪ねてみたい国」としてリザーブされたのです。

その後の20年はご存知の通り、テロや戦争、病気蔓延等が続き、世界は混沌とした情勢に飛び込んでいきました。ニュージーランド販促の老舗であったJLは、本家の経営難に喘ぎ破綻を経て復活を果たしましたが、オークランド線のその後はというと、オークランド線から撤退し、ニュージーランド航空とのコードシェアをしばらく保った後、ニュージーランド航空の独占路線となりJLの面影は消えていきました。最近、スターアライアンス系のANAとのコードシェアによる運行となりましたが、機体に日の丸マークを見ることはありません。以来、忘れられた路線として独占的な運行が続いています。競争の無い独占的な路線の未来は外国航空会社が責任を取れるものでは決してありません。数年前、日本からの訪問者数がやっと年間10万人まで戻りましたが、2018年は10万人を割ってしまいました。一概に航空会社のせいではありませんが、やはり時勢に合った販促戦略が全うな航空ビジネスだと思います。急激に変化を続ける顧客の嗜好や旅行形態を考えると、旅行は最早ネットとLCCを外して商売することは難しくなるのでしょうね。

日本人だからJLということではなく、両国がそれぞれ国を挙げて宣伝する環境も期待出来ないので、どうしても日の丸を付けた航空会社に期待してしまいます。JLによる羽田戦略の構築にはしばらく時間がかかりそうですし、破綻救済の禊(?)もまだ済んでいないと言われてもいます。さらに羽田主導の航空行政の進展や成田の今後を考えると、JLの完全復活と発展はLCC業界に切り込んでいくしかないのでは?将来的に、成田空港はLCCの拠点空港として発展させることが市場の要求に沿うことなのかも知れませんし、進化とはそういうものかも知れませんね。

ワンワールド系のLCCであるジェットスタージャパンは既に認知度を確固たるものにしていますから、オセアニアへのJL系LCC(今後の展開次第ですが)がジェットスター系航空会社と連携することで、ニュージーランドの独占状態が解放される糸口になるのではと見果てぬ夢をみてしまいます。ニュージーランド国内は主要都市にジェットスターNZが就航していますから、オーストラリア経由でも直行便でもネットワークは繋がります。そうなればクイーンズタウン5泊や6泊の滞在型商品造成に脱皮できるはずと無理筋の夢をさらに重ねています。問題は、LCCが現実となる時、(私自身の時間切れなど取るに足りないことですが)日本国が裕福でいられるのでしょうか。

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